こんなバンドがあったんだ。
カバーあり、オリジナルあり、最高にクールなジャズロックバンド。 あのニルバーナの「Smells like teen spilit」もカバーしている。 狂ったようにたたみかけるピアノは必聴です。 ロックしか聴かない、ジャズは分からない、という人にもこれはお勧め。是非。
もしかすると、すごい怪物になるかも。
知人に薦められて購入。ぶっ飛びました。 もう、ピアノトリオなんて、MMWやブラッド・メルドー以降は、キース・ジャレットやビル・エヴァンスのデッドコピーしかないんじゃないのか。と、多寡をくくっていた所に、いいパンチをもらった感じだ。何というか、この人たちはやりたいことがものすごく明確だと思う。 ちゃんと、自分たちの表現になっている。 この手のトンガリ系は、ついつい、ボクチャンたちは、こんなにノイジーでラウドでフリーでござんす。という、ちょっと聴きには驚いても、よーく聴くと、なーんだ、そう言うことなのか。と、仕組みがわかってしまって、すぐに飽きてしまうようなのが多いのだけれども、この3人の太々しさと柔軟性はなんでしょう。すばらしい。もっとやっておくんなさい。 全くどういう人たちなのか、不勉強で全くわからないのですけれども、久々に出てきた本物かも知れませんね。 ニルヴァーナをやってるとか、そういうことよりも、ピアノ、ベース、ドラムが一丸となって、今の音をスリル満点に堪能させてくれるって所が、最高なんじゃないですかね。 こんな、ジャズもあるんですよ。
明日はどっちだ
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周回遅れのグランジ・ジャズ
アメリカ・ソニー(メジャーね)と契約した新進ピアノ・トリオのセカンド・アルバム。ニルヴァーナ、エイフェックス・ツイン、ブロンディのカヴァーに、キャッチーなメロディーを持つオリジナル、加えてロック畑の鬼才チャド・ブレイクをプロデューサーに迎えた本作は、(おそらく)ロック世代(年齢層はかなり広いにせよ)をターゲットにしていて、その狙いはかなりの部分成功していると思う。 本作の購入を迷われている方は、まず1曲目から4曲目までを試聴してみて欲しい。パワフルなロック・ドラムにジャズをベースとしながらも太っとい音でグイグイと前に出るベース、印象的なメロディーをたたき出すピアノ、この三者が拮抗しながら作り出す冒頭曲のグルーヴはとても魅力的だ。メロディックなベース・ラインにピアノとドラムがからみつく2曲目。ニルヴァーナのカヴァーである3曲目は、その楽曲の解釈も秀逸ながら、このグランジ・ロック・アンセムを共有しうるジャズ・ミュージシャンがやっとメジャーに浮上したことが感慨深い。4曲目は彼らのもう一つの持ち味である静謐なバラードだが、冒頭曲と並びリード・アンダーソン(b)のかくメロディーはユニークな魅力に溢れている。またこの曲でのアイヴァーソンのピアノ・プレイは、クラシックの素養を強く感じさせるこのピアニストの真骨頂だろう。 この前半部の4曲に比べると後半は若干ポテンシャルの低下が感じられたり、意味もなくフリー・ジャズ展開するブロンディーのつまらないカヴァーが含まれていたりするものの、ラウドなパワー・トリオとしてのスタンスは崩れることはない。 いずれにせよ、今や中高年のヒーリング・ミュージックと化した感のあるピアノ・トリオというスタイルに新風を吹き込んだことは間違いないと思う。
Sony/BMG Japan
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