火の鳥2772 愛のコスモゾーン [DVD]
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ジャンル: | アニメDVD,漫画DVD,アニメ,漫画,テレビ漫画
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人気ランキング: | 19771 位
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手塚治虫最大の駄作
公開当時劇場で見たが、わざわざダミー企画まで用意して鳴り物入りで公開された割には・・・という印象を持った。今回DVDで改めて見たが、やはりその印象は変わらなかった。
時代を考慮しても、純粋にアニメーションとしてのレベルが低い。同時期に作られた『カリオストロの城』が何一つ目新しい手法を使わずに高品質な映像を作り上げたのと対照的に、中途半端に目新しさを求めたが故の散漫さが目立つ。
光学処理やロトスコープといった(当時としては)尖端的な手法が古典的な演出とマッチしていない他、輪郭線がブレるなど極めて基本的な部分での欠点も気になるところだ。これではフルアニメーションにした意味がない。
当時、手塚治虫はラルフ・バクシ版『指輪物語』に刺激を受けたそうだが、ラルフ・バクシのアニメの欠点まで導入してしまったようにも思える。ただ、既に大家と呼べる存在であった手塚治虫が、なお新しい手法に挑戦していたことは驚嘆に値すると思う。
80年代初頭からアニメ映画が実写映画的な演出を導入し始め、手塚治虫が得意としたメタモルフォーゼの多用やミュージカル的な演出は消えて行くことになる。この作品は丁度時代の変わり目に作られたという点で不幸だったとは言えるかも知れない。
全体的に、アニメで見るよりも漫画として読みたいと思わされる作品だ。そういう意味で、漫画化が実現しなかったことが残念でならない。
とにかく、素晴らしい作品・・・
手塚治虫先生の漫画には「不変の愛」が散りばめられている。
この作品も、そう。自己犠牲、他者共存、繁栄と崩壊、善と悪、
あらゆる人類のテーマが所々に見え隠れして、観るものに
言い知れぬ感動を与えてくれる。さすが手塚先生は天才だ。
駄作なんて存在しないのかも?
やっと見つけた('∀`)
友達の影響で手塚治の作品に興味が湧き、まずはじめに読んだのが「火の鳥」でした。思った以上に奥が深く、すぐにのめりこみました。劇場版があると聞き、さっそくビデオ屋で探しまくりました。しかしどこのビデオ屋でも取り扱っておらず、しかし最近になってやっと見つけることができました。 オルガすっごくかわいいですね。一途で健気で、まさにスーパロボットです。最後のラストシーンはちょっと泣けました。 しかし火の鳥のあのおっかなさには驚きました。あれじゃあ怪物と呼ばれても仕方がないんじゃ‥ やはりテーマは「愛」です。
子供のころをおもいだします。
子供のころ、母親と映画館で見ました。もう20年以上経つとは…。
自分は子供でしたので、「オルガかわいいね」くらいの印象しかなかったのですが、見直してみて「こんなに暗い映画だったけ?」と子供のころの印象とは全く違っていて正直驚きました。
映画館で母が泣いていたのを思い出して、その涙の意味が当時の母親と同じくらいの年齢になってなんとなくわかったような気がします。
そんな映画です。
子供のころ見た方は見直してみてはいかが?
手元に置きたい名作
試験管ベイビーとして生を受け、宇宙戦士として完全な教育システムで育てられた 主人公ゴド−が、教育ロボットのオルガと共に荒廃した地球を飛び出して火の鳥を 捕獲・持ち帰り、地球を生き返らせようとする80年公開の長編劇場用アニメだ。 手塚治虫先生の作品だけあって、随所に「愛」を盛り込んだエピソード満載。 ゴド−の幼い頃より献身的に世話をし、ラストシーンで地球に新たなる息吹を 与えるために自分の命を投げ出すゴド−と、同じ人間・親子として新たにリスタートを 切るオルガの姿に、果てしない愛と言う絆を感じてしまう。性的な魅力一杯の最近のアニメに疑問を持った時、この原作者の慈愛に満ちた 長編アニメを観ながら物思いにふけるのも良いと思う。 「萌え」と言う言葉に疑問を感じてしまいそうになる程に、このアニメは名作である。
東宝ビデオ
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